サントリーホールに東フィル定期を聴きに行く。(2008.06.13)
若い指揮者のエッティンガー氏、今風の快速テンポ。私はこういうのが好きなのでおもしろく聴いた。シューベルト=リストについてはソリストの小川さんがこの曲をはじめてオケと弾くとあってたいへんな意気込み、リストの世界(=リストのフィルターを通したシューベルトのきらめく世界)を華麗絢爛に繰り広げた。アンコールにリストの「ラ・カンパネラ」が演奏されたが、よく研磨されたガラス細工のようで美しかった。ライヴならではの盛り上がり。おもしろかった。
開場。ホールの入り口のオルガンが音楽を奏でる。
気がついたら、いつのまにかカラヤン広場の上の方にも緑が増えた。
緑に侵略される遺跡、みたいな感じもしないでもない。
人類が絶滅した後のアークヒルズはもっと緑豊かで美しいだろうな。
(東京が消滅していない、もしくは壊滅的被害を受けていない、と仮定してだが)
季節ごとに花が入れ替えられる噴水の寄せ植え。
サントリーホールの顔の1つといってもいいくらい、実は人気のあるスポット。
サントリーホール前の噴水。 禅のような静寂の世界。
hydrangea あじさい。 毎年、この季節になると必ず調べて記憶するのだが、花の季節が終わると必ず頭から抜けていってしまう、私とはとても相性の悪い英単語。
こうして見ると、白いあじさいも和の味わいがあってよい。
このシンプルで森閑とした佇まいもまた禅のような。
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